会員登録で500ptプレゼント! 11,000円以上で送料無料*

五節句ー伝統を取り入れるー

季節の節目を感じる暮らし

「季節の節目となる日」を節句といいます。
元は仏教などと同じ頃日本に伝わってきた「陰陽五行説」が由来とされており、伝統的な年中行事を行う季節の節目となる日です。

古くは年間にわたり様々な節句が存在していたようですが、江戸時代に公的な行事・祝日として制定した「五節句」と呼ばれる「人日(じんじつ)」「上巳(じょうし)」「端午(たんご)」「七夕(たなばた)」「重陽(ちょうよう)」の5つの節日が現代へと受け継がれています。

節句では、その季節の旬の食べ物を神前にお供えし、それを家族や親戚などで共に食して楽しむケースが一般的です。
特に赤ちゃんが生まれて初めて迎える「初節句」(女の子は「上巳」、男の子は「端午」)は、雛人形や五月人形を飾り盛大にお祝いされる傾向があります。

古から受け継がれてきた日本の四季の移ろいを表す「五節句」。
それぞれの節句における意味や風習を踏まえながら、節句ならではの飾り付けや行事食をぜひお楽しみください。


1月7日 人日の節句(七草の節句)

人日とは、“人の日”を表し、古く中国では年明けから一日ごとに獣畜を当てはめて占う習慣があり、新年7日目の人を占う日は、人を大切にする「人日」という節句になりました。
七種類の野草を粥に入れて食べ、邪気を払い、一年間の無病息災と五穀豊穣を祈ります。


3月3日 上巳の節句(桃の節句)

女児の健やかな成長を祈願する節句。別名「桃の節句」や「雛祭り」とも呼ばれています。
上巳の節句は『源氏物語』の時代から人々に浸透していたといわれています。
雛人形を飾り、滋養強壮のために蛤のお吸い物をいただいたり、甘酒や菱餅、雛あられといった行事食でお祝いをします。


5月5日 端午の節句(菖蒲の節句)

五節句のなかで、唯一祝日として残っている節句。男児の健やかな成長を祈願します。
「こどもの日」として親しまれ、出世の象徴とされる鯉の形を模した鯉のぼりや五月人形を飾り、勝負事に強くなるように菖蒲湯に入ったりと縁起を担ぐ風習があります。
行事食として柏餅やちまきを食べてお祝いします。


7月7日 七夕の節句(笹の節句)

「七夕祭り」とも呼ばれるこの節句は、中国から伝わってきた織姫と牽牛の伝説が由来し、もともと日本に存在していた「棚機(たなばた):乙女が着物を織って棚に備え、神様に捧げる行事」と結びついたことがルーツとされています。
江戸時代には、魔除けの意味を持つ五色の短冊に和歌や願い事を書いて笹竹に吊るして楽しむ日本特有の文化として広まりました。
あまり知られていない七夕の行事食は無病息災を願って食す素麺です。


9月9日 重陽の節句(菊の節句・栗の節句)

一の位で最も大きい「陽」の数である「9」が重なる「重陽」の節句は、五節句の中で最もめでたい日であり、不老長寿を祈願する節句です。
菊は邪気を払い長寿の効能があると信じられていたことから、菊の香りを移した「菊酒」を飲んで長寿を願ったとされています。
また、農村では収穫の終わりにあたり、節句と豊作を感謝する秋祭りが行われ、栗の収穫時期と重なることから「栗の節句」ともいわれ、栗ご飯を食べて祝っていたともいわれています。
現在はあまり馴染みのない重陽の節句ですが、かつては五節句を締めくくる重要な行事として盛んにお祝いされていたようです。


彩事器

食演生活の「彩事器」ページでは、節句や祭事の行事をより楽しんでいただけるようテーブルコーディネートも含めアイテムを提案しております。

関連商品